【徹底解説】これで安心!初めてのゲーミングPC購入ガイド : 第3章「ゲーミングPCの購入方法」
この記事は初めてゲーミングPCを購入するにあたって、ゲーミングPCをしっかり理解するためのガイドです。
▸ 前章 : 第2章「ゲーミングPCの選び方」
ゲーミングPCの購入方法
ゲーミングPCを購入する方法は、主に3つあります。
それぞれの特徴を理解して、あなたに最適な方法を選びましょう。
BTO PC(Build To Order PC)
BTO PCとは、「Build To Order(受注生産)」の略で、専門のパソコンメーカーがあらかじめ用意している基本モデルをベースに、CPUやGPU、メモリ、ストレージなどの主要パーツをカスタマイズして注文できるPCです。購入後、BTOメーカーが指定されたパーツでPCを組み立て、動作確認を行った上で発送してくれます。
初めてゲーミングPCの購入に迷ったらBTO PCが最もおすすめです。
メリット
コストパフォーマンスが高い
各パーツを単品で購入して自作するよりも、BTOメーカーがパーツを一括で仕入れているため、比較的安価に高性能なPCを手に入れられることが多いです。定期的にセールやキャンペーンも開催されています。
種類が豊富
エントリーモデルからハイスペックモデルまで、幅広い予算や目的に合わせた多様なモデルが用意されています。
パーツ選びの心配が少ない
BTOメーカーが、パーツ間の相性問題や電力供給のバランスなどを考慮した最適な構成を選択することができます。自分でいちからパーツを選ぶ必要がないため、PCの知識が少ない初心者でも安心して選ぶことができます。
メーカー保証とサポートが充実
購入後のトラブルや故障の際に、メーカーの保証やサポート(電話、メール、チャットなど)を利用できます。困ったときに頼れる窓口があるのは、初心者にとって大きな安心材料です。
デメリット
パーツを自由に選べない
BTOメーカーが用意した選択肢の中から選ぶ形になるため、全てのパーツを自由に選べるわけではありません。
メーカー製 PC
家電量販店などでも見かけるような大手PCメーカーが提供するゲーミングPCです。
メリット
購入の手軽さ
近くの家電量販店で実物を見て購入することができます。
手厚いサポート
大手メーカーならではの充実したサポート(訪問修理、24時間対応など)が期待できます。
デメリット
価格が高くなる傾向がある
BTOパソコンや自作PCと比較して、同じ性能であれば価格が高くなる傾向にあります。
カスタマイズ性が低い
BTOパソコンよりもさらにカスタマイズの自由度が低く、限られた選択肢の中から選ぶことになります。
自作 PC
自作PCとは、CPUやGPU、マザーボード、メモリ、ストレージなど、PCを構成する全てのパーツを自分で一つ一つ選び、購入し、自分の手で組み立てる方法です。
初めてのゲーミングPC購入にはハードルが高いですが、組み立ての過程やトラブルも含めて楽しめる方にはおすすめです。
メリット
究極の自由とカスタマイズ性
自分だけの理想のPCを構築できます。デザインや性能、冷却システムなど、あらゆる面で妥協なくパーツを選べます。
コストを抑えられる
BTO PCやメーカー製 PCと比較して、同じ性能であれば価格が安くなる傾向にあります。
PCの構造を深く学べる
自分で組み立てることで、PC内部の仕組みやパーツの役割について深い知識が身につきます。
トラブルが起きた際も自分で原因を特定しやすくなります。
また、将来的なアップグレードや修理も自分で行いやすいです。
作ること自体が楽しい
一番のメリットと言っても過言ではありません。
パーツを選ぶところから組み立てるまで、すべての時間が大きな楽しみになります。
デメリット
組み立てに時間と手間がかかる
慣れていないと起動までにかなりの時間がかかることもあります。
専門知識が必須
各パーツの互換性、適切な電力供給、冷却方法、BIOS設定など、広範なPCの知識が必要です。
知識がないと、パーツ選びで失敗したり、組み立て中にトラブルが発生したりするリスクがあります。
初期不良や故障対応が自己責任
組み立て中にパーツを破損させた場合や、購入したパーツの初期不良が発生した場合、自分で原因を特定し、個々のパーツメーカーと交渉する必要があります。
メーカー保証はパーツごとになり、PC全体の保証はありません。
トラブルシューティングが難しい
組み立て後にPCが起動しない、動作が不安定などの問題が発生した場合、自分で原因を突き止めて解決する必要があります。
まとめ
初めてのゲーミングPC購入者には、BTO PCが最もおすすめです。
コストパフォーマンスに優れているだけでなく、保証やサポートが整っていることは大きなメリットです。
▸ 次章 : 第4章「ゲーミングPCの主要パーツと役割 : CPU編」