【徹底解説】これで安心!初めてのゲーミングPC購入ガイド : 第2章「ゲーミングPCの選び方」
この記事は初めてゲーミングPCを購入するにあたって、ゲーミングPCをしっかり理解するためのガイドです。
▸ 前章 : 第1章「ゲーミングPCの魅力とは?家庭用ゲーム機との違いは?」
ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCを選ぶ上で、最も重要なのは目的と予算を明確にすることです。
これがブレてしまうと、オーバースペックなものを買ってしまったり、逆に性能不足で後悔したりする原因になってしまうので注意しましょう。
予算を決めよう
まずは、ゲーミングPC本体にどのくらいの予算をかけられるかを具体的に決めましょう。予算によって選べるパーツの性能が大きく変わってきます。
周辺機器(モニター、キーボード、マウスなど)の予算は別途考える必要があります。
エントリーモデル(予算 : 20万円 以内)
主に軽めのオンラインゲームや、グラフィック負荷がそこまで高くないゲームをプレイする方向けです。
最新のAAAタイトルを最高画質でプレイするのは難しいですが、人気のオンラインゲームをフルHDで、画質設定を中〜高に調整すれば、十分に快適にプレイできる性能を持っています。
将来的に高負荷なゲームをプレイしたくなった際、性能不足を感じる可能性があり、アップグレードが必要になるかもしれません。
目安となるCPU
例 : Intel Core i3 ~ 5 (Core Ultra 3 ~ 5) / AMD Ryzen 3 ~ 5
目安となるGPU
例 : GeForce RTX 5060 / Radeon RX 7600
ミドルレンジモデル(予算 : 20 ~ 30万円)
現在のゲーミングPCの「スイートスポット」と言える価格帯です。コストパフォーマンスが高く、快適にゲームを楽しみたい多くのゲーマーにおすすめです。
ほとんどの最新AAAタイトルをフルHDで高画質・高フレームレート(144fps以上)で快適にプレイできます。また、WQHDでも、中〜高設定であれば快適にプレイできます。
目安となるCPU
例 : Intel Core i7 (Core Ultra 7) / AMD Ryzen 7
目安となるGPU
例 : GeForce RTX 5070 / Radeon RX 9060 XT
ハイエンドモデル(予算 : 30 ~ 50万円)
最新のゲームを余すことなく楽しみたい方や4Kでゲームをプレイしたい方におすすめです。
また、ゲーム配信や動画編集など、PCに高い負荷がかかる作業も快適に行いたい方にもおすすめです。
目安となるCPU
例 : Intel Core i7 ~ 9 (Core Ultra 7 ~ 9) / AMD Ryzen 7 ~ 9
目安となるGPU
例 : GeForce RTX 5070 Ti / GeForce RTX 5080 / Radeon RX 9070 XT / Radeon RX 7900 XTX
エンスージアストモデル(予算 : 50万円 以上)
一般的なゲーマーにはオーバースペックになることもありますが、予算を気にせず最高の性能を追求したい方や、ゲームだけでなくクリエイティブな分野でも最高のパフォーマンスを求める方におすすめです。
現行世代の最高峰の性能を誇り、4Kでほとんどのゲームを最高画質・高フレームレートでプレイできます。そのほかにも、動画編集、3Dレンダリング、AI生成など、極めて高い処理能力が求められる作業にも対応できます。
目安となるCPU
例 : Intel Core i9 (Core Ultra 9) / AMD Ryzen 9
目安となるGPU
例 : GeForce RTX 5090
遊びたいゲームを明確にしよう
予算が決まったら、次に「主にどんなゲームをプレイしたいのか」「どんな画質やフレームレートで遊びたいのか」を具体的に考えてみましょう。これが、必要なPCスペックを見極めるために重要です。
遊びたいゲームが明確になったら、「ゲーム名 推奨スペック」と検索してみましょう。ほとんどのゲームは公式サイトや販売ページに「最低動作環境」と「推奨動作環境」が記載されています。
「最低動作環境」と「推奨動作環境」とは?
最低動作環境
ゲームが動くために必要な最低限のスペックです。
これを満たしていても、快適にプレイできるとは限りません。
推奨動作環境
そのゲームを「快適にプレイできる」ために必要なスペックの目安です。
共通の基準は存在しませんが、一般的にはフルHD、中設定でフレームレートが安定して60程度出るスペックになっています。
可能な限り、これ以上のスペックを目指しましょう。
自分に必要なスペックを考える
最も要求スペックの高いゲームを基準にする
遊びたいゲームの中で最も要求スペックの高いゲームの「推奨動作環境」を確認しましょう。
最も要求スペックの高いゲームの「推奨動作環境」を基準に、それ以上のスペックを目指しましょう。
求める解像度とフレームレートを基準にする
遊びたいゲームに求める解像度とフレームレートを確認しましょう。
例えば、フルHDでフレームレートが144FPS以上を求めている場合には「ゲーム名 144FPS」と検索してみましょう。
PC構成やレビューが見つかることがあるため、これらを参考にスペックを検討しましょう。
▸ 次章 : 第3章「ゲーミングPCの購入方法」