【徹底解説】これで安心!初めてのゲーミングPC購入ガイド : 第9章「ゲーミングPCの主要パーツと役割 : 電源ユニット編」
記事は初めてゲーミングPCを購入するにあたって、ゲーミングPCをしっかり理解するためのガイドです。
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ゲーミングPCの主要パーツと役割 : 電源ユニット(PSU)編
電源ユニット(PSU)とは?
電源ユニット(PSU : Power Supply Unit)は、PCのすべてのパーツに電力を供給する、いわば「PCの電力会社」のような存在です。
家庭用コンセントから取り入れた交流電流を、PC内部の各パーツが使用できる直流電流に変換し、必要な電力を安定して供給する役割を担っています。
電源ユニットの重要性
安定動作の要
CPUやGPUといった高性能パーツは、多くの電力を消費します。
電源ユニットの容量が不足したり、品質が悪かったりすると、PCの動作が不安定になったり、ゲーム中にフリーズしたり、最悪の場合、他のパーツの故障に繋がる可能性もあります。
効率
電源ユニットの「変換効率」も重要です。
これは、コンセントから取り込んだ電力をどれだけ無駄なくPCパーツに供給できるかを示すもので、80 PLUS認証と呼ばれる基準で評価されます。
認証レベル(Bronze < Silver < Gold < Platinum < Titanium)が高いほど変換効率が良く、消費電力を抑えることができます。
ゲーミングPCでは、80 PLUS Gold以上の電源ユニットがおすすめです。
電源ユニットの選び方
電源ユニットの容量は「W(ワット)」で表され、搭載するPCパーツが消費する電力量をまかなえる必要があります。
特にGPUが最も多くの電力を消費するため、GPUのグレードに合わせて適切な容量を選びましょう。
将来的なアップグレードを考えている場合や、多くのストレージや周辺機器を接続する場合は、少し余裕を持った容量を選ぶと安心です。
メーカー製PCやBTO PC の場合
メーカー製PCやBTO PCでは、選択したCPUやGPUに合わせて適切な容量の電源ユニットが標準で組み込まれていることがほとんどなので、そこまで心配する必要はありません。
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